NPOが制定した記念日まとめ

日本記念日協会が認定している、特定非営利活動法人・公益社団法人・公益財団法人・一般社団法人・一般財団法人が制定した記念日をまとめました。思いのほかたくさんあったので、私の独断と偏見でピックアップしています。これ以外の記念日が気になる方は、日本記念日協会のウェブサイトで「社団」「財団」「特定非営利活動」などで検索してみてください。たくさんヒットします。

1月5日 遺言の日

公益財団法人日本財団が制定。相続のトラブルを少なくできる遺言書の作成の普及が目的。日付は1と5で「遺言」(いごん)の語呂合わせと、この時期は正月で家族が集まる機会も多く、遺言について話し合えることから。

2月第2月曜日 世界てんかんの日

公益社団法人日本てんかん協会が制定。てんかんについての正しい知識を広めるのが目的。日付はヨーロッパでは聖ヴァレンタインがてんかんのある人々を救った聖人として称えられていることにちなみバレンタインデー直前の月曜日を「世界てんかんの日」(International Epilepsy Day/IED)としたことにならって。

3月28日 グリーンツーリズムの日

特定非営利活動法人大分県グリーンツーリズム研究会が制定。グリーンツーリズムの振興と発展が目的。日付は1996年3月28日に日本におけるグリーンツーリズムの発祥と言われる大分県安心院町グリーンツーリズム研究会が発足したことから。

3月29日 みんつくの日

公益財団法人みんなでつくる財団おかやま(通称・みんつく)が制定。ひとりひとりが自分の未来に対して、意志をもってお金や時間を使い、社会をより良くするために行動する日。日付は3と29で「みん(3)つく(29)」の語呂合わせから。

4月4日 養子の日

公益財団法人日本財団が制定。養子縁組の普及と啓発が目的。日付は4と4で「養子」(よーし)の語呂合わせから。

4月9日 子宮頸がんを予防する日

特定非営利活動法人子宮頸がんを考える市民の会が制定。日付は4と9で「子宮(しきゅう)」と読む語呂合わせから。子宮頸がんについてのセミナーなどを行う。

4月最終水曜日 国際盲導犬の日

国際盲導犬学校連盟が制定(日本では公益財団法人日本盲導犬協会が登録)。日付は国際盲導犬学校連盟の発足した1989年4月26日が4月の最終水曜日だったことから。

5月29日 エスニックの日

一般社団法人日本エスニック協会が制定。エスニック文化やエスニック料理の普及活動を行うとともに、日本の伝統的な料理とエスニック文化が融合した新しい食文化の開発などさまざまな文化的創造を図る。日付は5月29日の5をアルファベットの「S」と見立て、29を「ニック」と読み、合わせて「エス(S)ニック(29)」としたもの。

6月6日 アンガーマネジメントの日

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が制定。怒りの感情と上手に付き合うアンガーマネジメントを学ぶことにより周囲との良好な人間関係が生まれる。協会の理念である「怒りの連鎖を断ち切ろう」との想いを伝えることが目的。日付は怒りの感情のピークが6秒であることと、怒りを「ムカムカ」と表現することがあるため、6と6で「ムカムカ」と読む語呂合わせから。

6月21日 キャンドルナイトの日

100万人のキャンドルナイト事務局が制定。カナダで始まった自主停電運動に呼応して2002年に日本で行われたのが「キャンドルナイト」。参加者が「キャンドルの灯りのもと、豊かな時間を過ごそう」と、いっせいに電気を消す日としてさまざまなイベントが開かれている。日付を北半球では昼の時間が最も長く、夜が最も短い夏至としたのは、太陽や宇宙のことを考え、地球に暮らしていればどこでもやってくる共通の日との意識から。

7月1日 ファシリティドッグの日

特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズが制定。病院などの医療施設に常勤して、入院中の子どもやその家族に心の安らぎを与えるために特別に訓練された犬「ファシリティドッグ」の存在と意義を広めるのが目的。日付は「ファシリティドッグ」が日本ではじめて静岡県立こども病院で導入された2010年7月1日から。

8月9日 はり(鍼)・きゅう(灸)・マッサージの日

公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会が制定。記念日にあわせて全国各地で東洋鍼灸(はり・きゅう・マッサージ)や有資格者の広報などを行う。日付は8と9を「はり(8)きゅう(9)」と読む語呂合わせから。

8月25日 パラスポーツの日

特定非営利活動法人アダプテッドスポーツ・サポートセンターが制定。障がい者スポーツの振興と、障害者への理解を深める機会とするのが目的。日付は2020年に開催される東京パラリンピックの開会式と同じことから。

10月5日 教師の日

特定非営利活動法人Teach For Japanが制定。教師という仕事の魅力、現場の先生方の日々の実践、そのための努力について社会に伝えることが目的。日付は1966年10月5日に国連の教育科学文化機関(ユネスコ)が「教師の地位向上に関する勧告」を調印して「世界教師デー」が生まれたことから同じ日とした。

10月16日 グリーンリボンデー

公益社団法人日本臓器移植ネットワークが制定。家族や大切な人と「移植」のこと、「いのち」のことを話し合い、お互いの臓器提供に関する意思を確認しておくことが目的。日付は「臓器移植法」が施行された1997年10月16日、名称は世界的な移植医療のシンボルであるグリーンリボンに由来する。

11月10日 断酒宣言の日

公益社団法人全日本断酒連盟が制定。全国各地にある断酒会では例会を開き、機関誌などで断酒の精神をアピールするなどの活動を行う。日付は連盟の結成記念大会が1963年の11月10日に開催されたことと、「もう、飲ベンバー(のーべんばー/November=11月)、酒、止まる(10日)」の語呂合わせから。

11月14日 アンチエイジングの日

特定非営利活動法人アンチエイジングネットワークが制定。自分自身の心と身体に向き合う日として普及を目指している。日付は11と14で「いいとし」(良い歳)の語呂合わせから。

11月16日 いい色・色彩福祉の日

一般社団法人日本色彩環境福祉協会が制定。色彩の持つ力を理解して、環境や福祉に貢献する人材を育成する「色彩福祉検定」など、協会の活動を広めるのが目的。日付は11と16で「いい色」の語呂合わせから。

11月23日 フードバンクの日

公益財団法人セカンドハーベスト・ジャパン・アライアンスが制定。全国に広がる「フードバンク」について、より多くの人にその意義や目的を知ってもらうのが目的。日付は古くから五穀豊穣を祝う日であり、現在は「勤労感謝の日」として勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日なので、食料を大切にする日という意味合いから。

12月12日 漢字の日

公益財団法人日本漢字能力検定協会が制定。日付は12と12を「いい字一字」の語呂合わせで、日本人ひとりひとりが毎年「いい字」を「一字」は覚えて欲しいとの願いが込められている。毎年その年を表す漢字を全国から募集し、その中からいちばん多かった漢字を「今年の漢字」として発表。京都・清水寺貫主の揮毫でその字を清水寺に奉納する。

以下の記事も参考にしていただき、ご自身のNPO/NGOでも記念日を考えてみてはいかがでしょう。語呂合わせを考えるだけでも頭の体操になりますよ。

成功するイベントを企画する7つのポイント

2020.04.15

NPOの広報業務計画 策定のすすめ

2020.02.12

Googleカレンダーに「記念日」を登録してみた

2019.05.06

記念日を創ってNPOの広報に活かしましょう

2017.03.03

参加者を呼び込むイベント集客術

2017.02.27

面白いほど取材につながるプレスリリース「3つのK」

2017.02.08