PRのPはPeopleのPという意味もあると思う

PRは「Public Relations」(パブリック・リレーションズ)の略で、それを日本語に翻訳したものが「広報」になります。PRの「P」はPublicのPなのですが、それ以外の意味もあると考えています。

PRのPは、Public(公共、社会)のP。

PRのPは、People(人びと)のP。

PRのPは、Person(人、人格)のP。

PRのPは、Private(私用、個人)のP。

NPO/NGOの広報担当者の最大の関心事項は、どうやって自分たちの活動を効率的・効果的に伝えるか、そしてどうやってイベント集客やファンドレイジングに貢献していくか、にあると思います。プレスリリースの書き方やクラウドファンディングの始め方、ウェブサイト、ソーシャルメディアなどのツールや手段の活用に関心が行きがちです。

ツールや手段も重要ではありますが、「誰に伝えるか」がより重要です。プレスリリースであれば●●新聞の■■記者に読んでもらいたい、ソーシャルメディアであれば、フェイスブックのいいね!してくれているボランティアの▲▲さんに見てもらいたい、と言ったように具体的な「人」「個人」を思い浮かべることができるかどうかが大切だと思っています。

だから、PRのPをPublicといったことばでざっくり理解するのではなく、PersonやPrivateといったことばで具体的に理解する必要があるのではないかと思います。

人を相手にする仕事という意味では、広報担当者も「営業」と考えることができます。広報担当者にとっての商材は情報であって、活動内容や団体理念、活動の価値など情報を売る「情報営業」です。

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