NPOが夏に取り組みたい2つのこと

NPOが夏に取り組みたい2つのこと

6月の総会シーズンを終えるとすぐに夏本番となります。5月の間に、夏にNPOが取り組みたい2つのことをお伝えしたいと思います。

ユース世代へのアプローチ

学校が休みになっている夏こそ小学生、中学生、高校生、大学生などユース世代へアプローチする絶好の機会になります。小学生や中学生向けのイベントを企画してもよいでしょうし、高校生や大学生を対象にしたボランティアプログラムを実施するのもよいでしょう。小学生や中学生を対象にする場合は、本人へのアプローチと同様に保護者や先生などへのアプローチが有効になります。活動拠点や事務所立地と同じ地域にある地元の学校との連携は早めに着手しましょう。高校や大学にはボランティア部やボランティアサークル、ボランティアセンターを設置している場合があります。そのような団体には早めに情報提供を行いましょう。学生のイベントやボランティアへの参加を促すには学生の参加モチベーションを理解・想定した案内文が必要です。モチベーションには、新しいスキルの習得、職業体験(履歴書への記載)、学びや論文執筆、友だちづくり・ネットワーキングなどが想定できます。

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募金キャンペーンの準備

夏は年末に向けた募金キャンペーンの準備を始める時期です。年末には寄付月間や歳末たすけあいなど募金・寄付に関する機運が高まります。その機運を逃さないように準備をはじめましょう。募金キャンペーンには、クラウドファンディングや街頭募金、Peer-2-Peerファンドレイジング、ダイレクトメールなど多様な方法があります。募金キャンペーンの準備は、目標と予算の設定、募金テーマの検討、写真や原稿などの作成、(必要に応じて)取材や原稿依頼、見込みリストの作成・整理など多岐にわたります。ウェブサイトやちらしなどの制作も必要になるかもしれません。理事会での決裁など団体内での意思決定や外部協力者とスケジュール調整なども含めると意外と時間がかかるものです。早めに始動しておくに越したことはありません。

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広報担当者やファンドレイジング担当者は3か月から半年程度、常に季節を先取りして仕事を進めることができるといいと思います。季節を先取りして動くことで、突発的な事案にも余裕をもって対応できるようになります。