<ファンドレイジングのレシピ>の理念

<ファンドレイジングのレシピ>のビジョンとミッション

未来の社会像

<ファンドレイジングのレシピ>が思い描く未来の社会は、「非営利団体・市民活動グループに参加するライフスタイルが当たり前になっている社会」です。投資する、モノを買う、働く、学ぶ、遊ぶといったお金や時間を使うときに、非営利団体・市民活動グループが呼びかけている寄付やボランティア、講座やシンポジウムに参加することが、何か特別のことではなく当たり前のように、普段着感覚で選ばれている社会になってほしいと考えています。

活動理念

「非営利団体・市民活動グループに参加するライフスタイルが当たり前になっている社会」を実現していくためには、非営利団体・市民活動グループの信頼を高め、期待され、共感されるような情報発信が必要だと考えています。<ファンドレイジングのレシピ>は、非営利団体・市民活動グループの広報や資金調達(ファンドレイジング)の「困った」を解決する伴走支援や知恵やノウハウの提供を行っていますが、いわゆるコンサルティングサービス業ではなく「信頼増強サポート業」「共感増幅サポート業」と定義して、社会やお客様に向き合っていきたいと思います。

サイト名に込めた想い

「ファンドレイジング」(fundraising)は日本語で資金調達・資金源開拓を意味し、非営利団体・市民活動グループが活動する上で必要となる資金を集めることです。また、広い意味では、支援者を集めることでもあります。「レシピ」(recipe)には、「処方(箋)、配合表、《料理の》調理法、レシピ」のほかに、「秘訣、妙案、秘策」といった意味もあります。
<ファンドレイジングのレシピ>は、非営利団体・市民活動グループが抱える「お金がない」「人が集まらない」といった「困った」を解決する秘訣や秘策をお伝えします。お伝えする秘訣や秘策は、非営利団体(NPOやNGO)の現場で学び、実践してきたものばかりで、「読んで面白い情報」ではなく、「実践することに価値がある知恵・ノウハウ」の集積の場、繰り返し使える“料理本”を目指しています

<ファンドレイジングのレシピ>と持続可能な開発目標(SDGs)

<ファンドレイジングのレシピ>は小さな活動ですが、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献していきたいと考えています。<ファンドレイジングのレシピ>が貢献できるSDGsのゴール/ターゲットは以下になります。

4.7 2030年までに.持続可能な開発と持続可能なライフスタイル、人権、ジェンダー平等、平和と非暴力の文化、グローバル市民、および文化的多様性と文化が持続可能な開発にもたらす貢献の理解などの教育を通じて、すべての学習者が持続可能な開発を推進するための知識とスキルを獲得するようにする。

12.8 2030年までに、あらゆる場所の人々が持続可能な開発および自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

「目標4(教育).7」「目標12(持続可能な消費と生産).8」は、<ファンドレイジングのレシピ>が非営利団体や市民活動グループの広報・情報発信をサポートしていくことで貢献できると考えています。

16.6 あらゆるレベルにおいて、有効で説明責任のある透明性の高い公共機関を発展させる。

「目標16(平和と公平).6」は、<ファンドレイジングのレシピ>を「信頼増強サポート業」と再定義する中で、重要なターゲットです。日本語訳では「公共機関」となっている単語は「institutions」です。非営利団体や市民活動グループ、行政機関といった広く公共機関の情報発信・広報をサポートすることで、貢献できると考えます。

17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

「目標17(パートナーシップ).17」は、非営利団体や市民活動グループに伴走しつつ、行政や企業へ協働の提案に取り組むことで貢献できます。助成金や補助金など財政的なパートナーシップもあります。

ファンドレイジング・コーディネーター

私は「ファンドレイジング・コーディネーター」という肩書を使っています。この肩書について、よく質問されるので説明したいと思います。比較される肩書は「ファンドレイザー」や「コンサルタント」「アドバイザー」です。私がファンドレイザーを名乗ってしまうと、非営利団体や市民活動グループの当事者性が失わる危険性があります。ファンドレイジング(資金調達)の当事者は、資金を必要としている団体やグループです。私がその団体に雇用された職員であればファンドレイザーを名乗ってもいいのかもしれませんが、当事者ではない私がファンドレイザーを名乗ることに違和感があります。コンサルタントやアドバイザーであれば、伴走者や第三者という立ち位置は明確になります。しかし、私が非営利団体で仕事していた経験から言えば、コンサルタントやアドバイザーは分析や計画策定は伴走しますが、実践や振り返りといった実務まで伴走することは限られていました。私は、非営利団体や市民活動グループと一緒に解決策を考えて、一緒に汗をかき実務を行い、目標の達成を目指すことにこだわりたいと考えているため、コーディネーターを名乗っています。