トップページの動画が印象的なNPOのウェブサイトを集めてみました。動画をトップページの背景に活用することで、ウェブサイトの訪問者に静止画以上にインパクトを与えられるとともに理念や活動内容、活動地のイメージを効果的に伝えることができます。
日本のNPOやNGO
ウォーターエイドジャパン
グルーバルで水・衛生問題を専門に活動する国際NGOウォーターエイドの日本法人のウェブサイトです。世界の水や衛生問題に関する動画がトップページに使われています。
カタリバ
トップページに「意欲と独創性をすべての10代へ」というミッションを表現する動画が使われています。カタリバの活動に参加したあとの10代の子どもたちの変化(笑顔)が伝わってきます。
信頼資本財団
社会事業家の育成や環境整備、市民の社会参加の促進に取り組んでいる信頼資本財団のトップページにも短いですが動画が使われています。ワークショップという市民の社会参加をイメージしたものだと思われます。
日本冒険遊び場づくり協会
日本冒険遊び場づくり協会のトップページに使われている動画は、なかなかの長尺です。遊んでいる子どもたちだけでなく、その場に集う親やおとなたちも動画には登場します。多くのステークホルダーがかかわっている活動だと伝わります。

ノーベル
病児保育に取り組んでいるノーベルは、「子どもを産んでも当たり前に働ける社会」というビジョンをトップページの動画で伝えています。動画で表現することで簡潔ながらわかりやすく伝えています。

放課後NPOアフタースクール
さまざまな体験ができる学童保育を運営する放課後NPOアフタースクール。トップページのスライダーのひとつにアフタースクールの活動に参加している子どもたちが楽しく遊ぶ動画が大胆に使われています。

海外のNPOやNGO
INVISIBLE CHILDREN
INVISIBLE CHILDREN(インビジブル・チルドレン)は、脆弱なコミュニティに対する暴力と搾取をなくすことをミッションにした団体です。動画では、支援地域をイメージさせるものになっています。子ども兵はインパクトがあります。

Water for People
「すべての人が信頼できる安全な水と衛生設備にアクセスできる世界」を目指して活動する海外のNGOです。水の利用シーンを印象的に動画にしています。 井戸を中心に村全体が見渡せる高所まで引いていくシーン(空中撮影)は迫力があります。

St. Jude Children’s Research Hospital
研究部門も持つ子ども病院のウェブサイトです。入院している子どもの様子だけでなく、職員の研究のシーンも入れてまとめることで、短い時間で活動全体を伝える動画になっています。

人の目は動くものに引きつけられるという特性があります。ウェブサイトに動きが加わることで、訪問者の目を引きつける効果が期待できます。また、NPOが理念や活動を言葉で説明しようとすると難しい長文になりがちです。動画を使って視覚的に伝えることができれば、トップページの限られたスペースで効率的に理念や活動を伝えることができます。NPOの理念や活動を、動画を使って表現することに挑戦してみてください。